街路灯の現状課題・劣化状況

全国に総数で約600万本の照明柱が存在し、約185万本は劣化が進んでおり、そのうち約40万本は倒壊リスクが高いと言われてます。(出典:自治体通信2020年10月号)

年々劣化が進行する街路灯

街路灯の鋼管柱は植栽の湿潤や鋼管内部のみずたまり、犬のマーキング等により年々劣化していきます。劣化の進行は環境により、早いものでは10年で倒壊リスクの高い街路灯も存在します。街路灯の倒壊リスクは年々増加、さらに更新の財政的な負担は飛躍的に増加すると予想されております。

既設の鋼製照明用ポールの点検・診断 実態調査(一般社団法人日本照明工業会)より

見えない路面境界部の劣化

国土交通省より発行された「附属物(標識、照明施設等)点検要領 平成31 年3月」では、GLより-40㎜の点検・腐食事例が紹介されています。(下写真)地面より下部分での劣化進行は、目には見えないため、注意が必要です。

全国の街路灯腐食等による事故事例

近年、街路灯の腐食に起因する折損事故は毎年のように発生しています。
・2015年 静岡県焼津市県道で、道路脇の街路灯が突然折れ、車道側に倒れた。
・2016 年 大阪府池田市で、小学 4 年生の女児が倒れた街路灯の下敷きになり人差し指を切断
・2017 年 広島県福山市で街路灯が突然倒れ車に直撃し、ボンネットやフロントガラスを損傷し、乗車女性は重傷
・2019 年 北海道札幌市において街路灯が支柱内面の腐食によって折損した。

上記の他に街路灯の折損事故は、静岡県静岡市(2012 年)、北海道苫小牧市(2013 年)、岡山県倉敷市(2016 年)、福岡県北九州市(2017 年)、広島県広島市(2017年)等、発生しています。

直近では、横浜市街路灯台風で損壊(21年10月)、札幌市街路灯台風で倒壊(22年9月)、木更津市街路灯震度5弱で照明落下(23年5月)など起きております。

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